「せっかく高いお金を払ったのに、ドローンスクール選びを間違えて後悔した」
そんな声を耳にするたび、私自身も当時の迷いや不安を思い出します。
特に初めてドローン資格に挑戦する親にとっては、機械知識も法律も未知の領域。
「どのスクールが信頼できるのか?」「合格まで面倒を見てくれるのか?」と、選択の段階で戸惑うのも当然です。
実際、私も受講前にいくつかのスクールを比較し、体験者の声を集める中で「これは落とし穴だな」と感じるポイントがいくつもありました。
その経験を踏まえて、この記事では後悔しないスクール選びのための具体的な視点をお届けします。
この記事では、
- ドローンスクールで実際に起きた失敗例
- 信頼できるスクールを見抜く5つの基準
- スクール選びで確認すべき質問リスト
- 口コミ情報の読み方と注意点
- 親子での受講に役立つチェックリストの作り方
などについて詳しく解説しています。
ドローンスクールの失敗例を知れば選び方が変わる!5つの落とし穴
私自身、最初にスクールを探し始めたときは「どこも似たようなものかな」と思っていました。
しかし実際に情報を集めてみると、受講後に後悔したという声や、期待外れだったという体験談が驚くほど多く見つかりました。
ここでは、私が実際に出会った体験者の声をもとに、スクール選びで気をつけたい5つの失敗例を紹介します。
実技時間が短すぎて不安が残るスクールの特徴
いちばんよく聞いたのが、「実技がたった2時間で終わった」「機体に触ったのは数分だけだった」といった声です。
これは特に、学科中心のカリキュラムを組んでいるスクールに多く見られます。
せっかく受講しても、飛ばす感覚を掴めないまま試験日を迎えるのは大きな不安要素です。

私も体験説明会に参加したとき、実技がデモのみで「触れるのは本講座から」と言われた経験があります。
スクール講師の知識不足や対応の悪さでモチベーション低下
「質問してもあいまいな回答しか返ってこなかった」「講師がスマホをいじりながら説明していた」など、講師への不満も多く見受けられました。
ドローンの世界は技術も法律も日々アップデートされるため、指導者の知識が古いままだと誤った内容で教えられてしまうリスクもあります。
親としては、子どもに正しい知識を伝えるためにも、講師の質は最優先で見極める必要があります。
資格取得後に放置されるスクールサポートゼロの実態
「試験に合格したらそこで終わり」「その後の飛行許可申請や保険は自力でやるしかなかった」
こうした声も意外と多く、事前に確認していなかったことで苦労した方が多いようです。
受講者に寄り添うスクールであれば、卒業後のステップも丁寧に案内してくれるはずです。
- 卒業後の飛行許可申請サポート
- 空撮や副業への実践的アドバイス
- 定期的な勉強会・交流会の開催
こうしたサービスがあるかどうかで、受講後の安心感が大きく変わります。
講習費以外にかかる追加費用で予算オーバー
「テキスト代が別」「再試験料が高額だった」など、公式サイトの料金表示だけでは把握できない追加費用が発生するケースがあります。
特に、資格取得が目標である場合は再試験費用の有無・金額を必ず確認しておくことが大切です。
家計を預かる親としては、見えない出費があるスクールは避けたいですよね。
「合格保証」と書かれていても条件が厳しすぎた例
一見安心できそうな「合格保証」ですが、実はその条件が厳しく設定されていることがあります。
例えば、「保証には講師推薦が必要」「再試験の教材は有料」といったパターンです。
言葉だけに安心せず、保証の中身をしっかり確認してから申し込むことが重要です。
私が比較して分かった!信頼できるドローンスクール選びの基準
失敗例を知ったあとに見えてくるのが、「どんなスクールなら安心できるのか?」という判断基準です。
ここでは、私が実際にいくつかのスクールを比較して明確になった「選んでよかった」と思えるスクールの共通点を5つご紹介します。
講師が保有するドローン関連資格と実務経験
まず確認したいのは、講師自身がどんな資格を持っているか、そしてどんな現場経験があるかです。
国家資格(二等無人航空機操縦士)やJUIDAなどの民間資格だけでなく、空撮や点検業務の経験がある講師は実践的な視点で教えてくれます。
子どもと一緒に学ぶことを考えると、正確かつ現場感のある指導ができる講師の存在は大きな安心材料です。



あるスクールでは講師が空撮会社の現役プロで、天候ごとの判断やトラブル対応までリアルに教えてくれました。
学科と実技のバランスが取れた講習カリキュラム構成
学科だけ充実していても、実技が足りないと不安が残ります。
理想は、1日に数時間の座学+半日以上の実技がセットになっているカリキュラム。
さらに、事前にスケジュールが明示されているかも重要なポイントです。
- 午前:航空法・機体構造の座学(2時間)
- 午後:フライト実技・シミュレーター訓練(3時間)
- 翌日:応用操作・口述試験対策(2時間)
このように、メリハリのある構成かどうかを事前にチェックしておきましょう。
講習費用に含まれる教材・再試験料の明記の有無
料金の内訳が不明瞭なスクールでは、後から思わぬ追加費用が発生することがあります。
信頼できるスクールは、サイトやパンフレットで「教材費・試験料・再試験料の有無」を明記してくれています。
安心して受講するためにも、金額以上に「情報の開示姿勢」を見るようにしましょう。
スクール卒業後の保険案内や追加講習の有無
資格を取ったあと、すぐにドローンを飛ばしたくなりますよね。
そんなとき、スクールが「賠償責任保険の案内」「自主練のフォローアップ講習」などをしてくれるかどうかは重要です。
卒業後の不安を軽減できるサポート体制も、選びたいポイントのひとつです。
資格を取ったら、いよいよ本格的な空撮にもチャレンジできます。
特に150m級の高高度撮影に挑戦したい方は、必要なルールや撮影テクニックも知っておくと安心です。


講師1名に対する生徒数の適正なバランス
1人の講師に対して受講生が多すぎると、実技で十分な指導が受けられない可能性があります。
理想的なのは「講師1人につき生徒3〜5人」程度の少人数制。
スクール説明会や事前の問い合わせで、受講人数と指導体制を必ず確認しましょう。
後悔を防ぐ!ドローンスクールで必ず確認したい質問集
カリキュラムや講師の質も大事ですが、スクール選びで失敗しないためには「事前に何を聞いておくか」がとても重要です。
ここでは、私が実際に問い合わせた質問の中から「聞いてよかった」と思えたものを厳選してご紹介します。
実技指導の時間と1人あたりの指導時間を明確に聞く
実技の合計時間が書いてあっても、実際に「自分が操縦できる時間」は別物です。
複数人での受講となる場合、1人あたりの持ち時間が大幅に減ってしまうこともあります。
このため、「1人で実際に操縦できるのは何分くらいですか?」と具体的に確認することが大切です。



私は「2時間の実技」と書かれていたスクールに確認したところ、実際に操縦できるのは1人15分程度という回答で見送りました。
再受験や追加講習にかかる費用の具体例を確認
「合格できなかった場合にどうなるか?」という視点は見落としがちですが、ここでの対応が明暗を分けます。
再受験料が高額だったり、講習を再受ける場合に追加料金が必要なケースもあります。
入校前に、再受講や補講の制度と費用について細かく質問しておきましょう。
- 再受験料の有無と金額
- 補講や追加講習の料金
- 合格保証制度の詳細と条件
これらを先に聞いておくと、想定外の出費を防げます。
もし不合格になった場合の費用は、できるだけ抑えたいですよね。
再受験にかかるコストを減らすための支援や割引情報もチェックしておきましょう。


講習中の使用機体が試験と同一かどうかを事前に聞く
使用する機体によって、操縦の感覚や操作方法が大きく異なります。
試験当日に初めて触れる機体では、普段の練習が活かせず不合格になることも。
事前に「使用する機体は試験で使うものと同じですか?」と聞いておくことで、練習と本番のギャップを減らせます。
悪天候時の講習延期や返金対応の条件を確認
屋外実技がある場合、天候による延期や中止の可能性も考えておく必要があります。
延期対応の柔軟さや、キャンセル時の返金ルールが曖昧なスクールは要注意です。
「雨天時の対応は?」「延期後の日程はどう決まる?」といった具体的な条件を必ず確認しておきましょう。
口コミで騙されないために!ドローンスクールの評判を見抜く方法
インターネットでスクール名を検索すると、たくさんの口コミが見つかります。
しかし、すべての評判が「本当の受講者による声」とは限りません。
ここでは、私が実際に見抜くために使った「口コミの読み方」と「信頼できる情報の見分け方」をご紹介します。
Googleレビューと公式サイトでの温度差を見比べる
公式サイトには好意的なコメントばかりが並んでいることがよくあります。
一方で、Googleマップや外部レビューサイトではネガティブな意見も含まれているため、両方を見比べることが大切です。
内容の食い違いが多い場合は、情報の偏りを疑ったほうがよいかもしれません。



私が検討していたあるスクールでは、公式サイトには「講師が丁寧」と書かれていたのに、Googleレビューでは「対応が雑」という声が多く見られました。
「具体的な体験談」がある口コミかを見極める
「楽しかった」「親切だった」だけでは、実際の受講内容がわかりません。
本当に信頼できる口コミは、講師とのやりとりや試験内容、講習の進め方などが具体的に書かれています。
スクール名だけでなく、「どんな点が良かった/悪かったのか」が記されている口コミを選ぶようにしましょう。
- 操作機体や講習内容の詳細がある
- 講師の対応に関する具体的な記述がある
- 改善点や注意点に触れている
こうしたポイントを押さえた口コミは、リアルな体験に基づいている可能性が高いです。
良い口コミだけが並ぶサイトに潜む注意点とは
「★5の高評価がズラリ」というスクールは、一見魅力的ですが注意が必要です。
口コミの削除依頼や自作自演の可能性もゼロではありません。
少しでも「本当に受講した人の声かな?」と違和感を覚えたら、別の情報源でも確認してみましょう。
信頼性を判断するには、情報の“複数ソース化”が基本です。
まとめ:ドローンスクール選びは情報量と質問力で差がつく
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ドローンスクール選びは、価格や立地だけで決めてしまうと、あとから「もっと調べておけばよかった」と後悔することになりかねません。
この記事でご紹介したように、「何を確認すべきか」「どう比較するか」の視点を持つだけで、選択の質は大きく変わります。
比較表を自作して可視化するチェックリスト活用法
私が実際にやってよかったのが、検討中のスクールを1つの表にまとめる方法です。
料金・講師の資格・講習内容・サポート体制・合格実績などの項目を横軸にして、縦にスクール名を並べて比較しました。
情報を「見える化」することで、感覚的な印象に惑わされず、客観的に判断できるようになります。
- 講師の資格と実務経験
- 実技時間と生徒1人あたりの指導時間
- 教材費・再試験費用の有無
- 卒業後サポートの内容
- 受講者数と講師数の比率
一度作っておけば、家族会議や比較検討の場でも大いに役立ちます。
親子で通う前提なら事前に確認すべき5項目
子どもと一緒にドローンを学ぶ場合は、一般的なスクール選びに加えて、特有の確認ポイントがあります。
以下の5点を事前に問い合わせておくことで、当日の不安やトラブルをぐっと減らせます。
- 保護者と未成年の同時受講が可能か
- 親子で別々の操作時間を確保してもらえるか
- 安全対策(機体の種類、講師のフォロー体制など)が明確か
- 親が先に資格取得する場合のステップ相談ができるか
- 家族割引やグループ受講制度の有無
「親が先に資格を取る」というアプローチは、子どもにとって安全で豊かな学びをもたらします。
だからこそ、スクール選びは“親としての第一歩”でもあるのです。